福岡県久留米市でムーンスター社の職人さんによって制作されているコンバースがあることをご存じでしょうか。
存在を知っている人も多いと思いますが、今回は日本製のコンバース「オールスターJ」をあらためて紹介してみたいと思います。
海外生産品とどこが違うの?サイズ感はどうかな?などの疑問にお答えします!
日本製オールスターと海外製オールスターの違い

ぱっと見は海外生産のオールスターとさほど変わりませんが、実は細かい部分がかなり違っています。
下の比較画像をご覧ください。
メイドインジャパンといっても、木型は1980年代のアメリカ製と同じものを使用したヴィンテージフォルム。

左が海外生産品。右が日本製のオールスター。
日本製の方が横幅が広いことが確認できるのではないでしょうか。
幅広のつくりで、サイズ感は「大きめ」

大きめのサイズ感なので、海外製の定番モデルより0.5cm~1.0cm小さいサイズを選ぶ方が多いです。
1980年代の木型は現代のものよりやや幅広の形状をしていて、日本人の足にもフィットしやすいという特徴があります。

日本人向けに設計されたわけじゃないんだね。
つま先に丁寧に取り付けられた小さめのトゥキャップが上質なキャンパス生地を引き立てます。
シューレースは滑らずほどけにくいコットン製。
定番モデルはハイカットもローカットも3色展開

オールスターJはブラック・ホワイト・ナチュラルホワイトの3色展開です。
ブラックもホワイトも良いのですが、このナチュラルホワイトがもっとも日本製オールスターらしいと感じます。
白でもなくベージュでもない、生成(きなり)色。
履き込むほどに味わい深くなる極上のカラーリングなんです。

革製品でいうなら「Tanカラー」ってやつだね。
だんだん良い色になっていくんだ。
この3色の他に、限定カラーが発売されることもあります。
専用ボックス入り

日本製コンバースは専用ボックスに入っています。
専用ボックスはちょっと柔らかくて頼りないのですが、だからこそ中に収められているシューズがとても貴重な物に思えるのです。

ハイカットだけじゃなく、もちろんローカットもあります。
こちらもブラック・ホワイト・ナチュラルホワイトの3色展開。

ハイカットとローカットを並べてみました。
どんなファッションにも合わせやすく、一足あると重宝するブラック。
上品なホワイトのスニーカーはきれいめなカジュアルファッションに欠かせません。

アメリカ製の初代ロゴを受け継いだ日本製CONVERSE
ところで、手書きのようなこのコンバースロゴは1963年から1977年まで使用されたもの。
それまで特定のロゴを使用していなかったコンバースが、初めて統一のロゴとして作成したそうです。


日本製コンバースにプリントされてるのと同じロゴだね。
1970年代のアメリカ製コンバースにこの初代ロゴが採用されていたのですが、日本製コンバースはそれを受け継いでさらに”日の丸の赤”にしたものを採用。

現在「MADE IN JAPAN」の証として日本製コンバースのインソールにプリントされています。
久留米で作られたコンバースは、作りの良さがとにかく秀逸。
コンバース好きでなくても、ぜひ一度手に取って見て欲しい一足です。
